DMの行動喚起についての
レポート

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日本ダイレクトメール協会「DMメディア実態調査2019」(関東エリア1都6県を対象とした調査)によって、本人宛DMがもたらす行動喚起として、従来レスポンスとされてきた「購入・利用した」1.5%、「資料請求した」0.5%、「問合せた」2.0%といった行動のほかに、「インターネットで調べた」7.5%、「家族・友人等との話題にした」4.1%、「店に出かけた」2.0%、などの間接的行動についても明らかとされています。

■DMを受け取った後、どんな行動をとったか
出典:DMメディア実態調査2019 一般社団法人 日本ダイレクトメール協会

これによれば、DMの「効果」とは、購入や問い合わせ等の数%程度のレスポンスに限られたものではなく、実際その数倍に及ぶ実に多くの行動喚起をもたらしていることがわかります。とくに近年は「ネットで調べた」(7.5%)が大きな割合を占めるようになり、「WEB誘導」がDM効果の大きな役割を担っている状況が恒常化しつつあります。

また、性年代別にみた行動喚起率では、男女ともに30代がもっとも高い結果となり(男性21.8%・女性26.2%)、DMが若年層に対し特に高い訴求効果を持つことが示されています。これは、アメリカ市場について、2018年のDMA(米国データ&マーケティング協会)年次大会で発表された「若いミレニアム世代が紙媒体を好む」という報告とも一致する結果であり、日本市場においても同様の傾向が起こり始めていると考えられます。

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